保育の「見える化」について

最近ずいぶんと暖かくなってきましたね。
お散歩中、チューリップの芽が出ているのを見つけたり、梅の花がキレイに咲いているのを発見したりと、さまざまな場所で春を見つけ、子どもたちと楽しんでいます。

「もーっと暑くなったらみんなで水あそびしようね！」と春を通り越して、夏が来るのを楽しみにしている子も笑。
桜の時期にはおやつを持ってお出かけし、お花見しようね～と計画中♪
今からとっても楽しみです^^

chico nurseryは月極保育6名プラス一時預かり1~2名のとっても小さな保育園です。
chico nurseryを開園する時、「どうしたら保護者の方に安心して大切な子どもを預けてもらえるか」ということをたくさん考えました。

「泣いていないかな？」「お友だちと仲良くできているかな？」「給食ちゃんと食べているかな？」「お昼寝できたかな？」
などなど、保護者の方の心配は尽きないもの。
少しでも安心していただくために大切なことは、「保育の見える化」だと思いました。

「保育の見える化」として行っていることは、全部で3つあります。
1つめは『webカメラの設置』。
園内にwebカメラを設置し、保育室内で過ごす子どもたちの様子を、スマホやパソコンから見ることができるようにしました。
アプリをダウンロードし、パスワードを入力すればすぐに見ることができ、手順はとってもシンプル。
パスワード入力が必須で、毎月変更されるので、セキュリティ面も安心です。

「ちょっと心配だな」「今何してるのかな？」
そう思った時、カメラ見れば子どもの様子をリアルタイムで見ることができるシステムです。

カメラを通して、我が子が笑顔で過ごしていたり、楽しそうに先生たちと関わっていたりする姿を見ることができれば、保護者の方の心配はずいぶん解消され、安心してお仕事に励んだり、自分の時間を楽しんだりすることができるのではないかと思っています。

先日、月極で保育園に通う園児のおばあちゃんからとっても嬉しいお言葉をいただきました。
「遠くに住んでいるから、カメラで孫の姿を見ることができてとっても嬉しい♪」
「先生たちは何でも手伝ってあげるのではなく、待つ保育をしている。だから子どもたちは身支度やおもちゃの片付けなど、いろいろなことが自分でできるようになっていてエライ！」
子どもたちはもちろん、保育者である私たちのことも褒めていただけて嬉しかったです。
カメラの存在があることで、私たち自身いつ見られても良い保育をしよう！と、ほどよい緊張感の中過ごすことができています。

そして2つめは『フォトアルバムの掲載』。
毎日保育中に写真を撮り、ホームページのフォトアルバムに掲載しています。
こちらももちろんパスワード入力必須です。

室内あそび・外あそび・給食中・お昼寝中など、さまざまなシーンの写真を撮り、1日10枚～20枚ほど掲載。
スマホからもパソコンからも見ることができ、保存も可能です。（タダです！）

パスワードを入力すると、



こんな感じで、その日の保育中の写真を見ることができます。

写真を見るだけで、
「今日は〇〇公園に行ったんだな」「こんな製作したんだ～」「なんだかとっても楽しそう！」
など、その日1日子どもたちがどんな風に過ごしたのかを知ることができます。
「毎日仕事終わりにフォトアルバムを見るのを楽しみにしています♪」と言ってくれる保護者の方や、「この写真、待ち受けにしちゃいました～」と報告してくれる方も。

そして3つ目は『連絡帳の記入』。
これは多くの保育園が行っていることですが、毎日保護者の方に昨夜から今朝にかけての子どもたちの様子をノートに書いてきてもらい、私たちが保育園での様子を記入し、お迎え時に渡す、というものです。

このノートがあることで、
「今朝はあまり朝ごはんを食べなかったみたいだから、午前のおやつはたくさん食べるかな？」
「車が好きみたいだから、トミカの絵本を見せてみようかな？」
など、子どもたちへの接し方のヒントがもらえます。

そして
「今日は〇〇をして遊びましたよ。」
「こんなエピソードがあっておもしろかったです！」
など園であったことを記入しお返ししています。

保護者の方との交換日記のようでとっても楽しい！
保育者の負担を減らすため、手書きをやめてデジタル化する園も増えているようですが、chico nurseryは今後も手書きならではの温かみのあるやりとりを楽しもうと思います。
子どもたちが将来読み返した時、楽しい思い出がよみがえるステキな宝物になることでしょう☆

これからも保護者の方に安心してもらうために「保育の見える化」を常に意識していこうと思います。